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アンダーウェアパーティー その2

部屋に着くと、僕と同年代か少し上くらいのプロレスラーみたいなガタイの大きいガチムチさんが出迎えてくれた。

部屋は高層階で、玄関をぬけると、広いリビングになっていて、部屋の窓からは新宿の夜景が一望できるようになっていた。 クラブミュージックが流れる中、30代前後の若いマッチョ君たち5,6人がお洒落なアンダーウェア一丁で、肉体美を思う存分さらしている。 

僕以外は顔なじみのようで、普通に近況の報告とかをしていた。 僕は友人同士でのセックスなんてのは、これこそ恥ずかしくてできないので、みんなこれからお互いセックスすると思うと驚きを隠せなかった。

僕が慣れないパーティーに立ちすくんでいると、パーティーに誘ってくれた彼が、私に服を脱ぐように促した。 

ここでひとつ大問題が勃発した。 僕は、アンダーウェアパーティーと聞いていたが、それはただの隠語で、アンダーウェアが必要となるパーティーなんかではないと鷹をくくっていたので、その晩はユニクロのトランクスを穿いてきてしまっていたのでした。

そのことを僕がこっそり恥ずかしそうに彼に伝えると大爆笑していたが、大丈夫だと言ってくれた。 今晩僕の下着がある意味一番目立ったのは言うまでもなかった。 

トランクス姿で恥ずかしそうにしているおじさんの僕に、家主が気を利かしてジントニックを作ってくれた。 

彼はおそらく私よりも年上で台湾出身らしく、小柄で華奢なロマンスグレーの頭髪が似合っている知的そうな方だった。 僕らを玄関で出迎えてくれたガチムチさんが彼のパートナーで、彼は若い子たちからも、兄のように慕われている存在のようだった。

僕は彼に今日のパーティーに参加させていただいたことへの感謝を伝えると、彼はパーティーを楽しんでいってくださいと笑みを浮かべた。

それぞれがシャワーを浴びたりなど準備が始まり、人数はまだそろってないらしいのだが、アンダーウェアーパーティー本番が始まりそうで、期待と不安でいっぱいになってきた。

つづく

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Author:太郎
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